痛風の症状

関節炎の特徴

痛風関節炎は関節内の尿酸濃度の変化や局所の小外傷などで誘発されることが多く、アルコールの飲みすぎ、高プリン体や高タンパク食品の摂取、外科手術、強いストレス、長時間の歩行やねんざなどが発作の直接のきっかけになります。

発症個所

人体には多くの関節がありますが、通風関節炎は足指、足首、膝など、下半身の関節に発症しやすいという特徴があります。
特に足の親指の付け根の関節が最も起こりやすい部位です。
理由は定かではありませんが、常に身体の重みがかかるので、小さな損傷を受けやすいことが考えられます。また、身体の中心から離れているため冷えやすく、尿酸の結晶が出きやすいのでしょう。

肥満

体脂肪率が高くなると血清尿酸値も高くなるという相関関係が認められます。尿酸が高くなる理由としてはインスリン抵抗性の関与が考えられます。

食生活

プリン体を多く含むリボ核酸を一日4gずつ数日摂取すると、正常な人でも尿酸値が上昇し、中には高尿酸血症のレベルまで上がる場合すらあります。

アルコール

日本人は、アルコールの分解に必要なアルデヒド脱水素酵素が不足している人が多く、欧米人と比べて「酒に強い人」が少ないといわれています。
しかし、痛風患者の中にはこの酵素を有する「酒に強い人」が多いことがわかっています。
痛風とアルコールの関係は深いのです。

参考文献

【1】藤森新・泉眞利子・島崎とも子『痛風の人の食事』女子栄養大学出版部
【2】社団法人 民間活力開発機構『第5版 温泉療養の手帖』文栄社
【3】岡山大学名誉教授 森永寛『痛風と温泉療法』
【4】日本痛風・核酸代謝学会『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)』メディカルビュー社