豊かな自然を未来にも残したい メダカの飼い方
小さな命が泳ぐ、里山の原風景。
* * * クロメダカの飼い方 増やし方 * * *メダカの住む里山メダカの飼い方冬のメダカの飼い方簡単な増やし方メダカを愛する人にメダカの猫対策角屋旅館では、玄関の軒先でメダカを飼っています。野生の村杉のメダカです。ご存知でしょうか、昔は田んぼ・用水路・小川、それに続くため池など、いろいろな場所にメダカが泳いでいました。唄の歌詞のように「メダカの学校」の姿をよく目にしたものです。宿を訪れる人々から、「ああ、懐かしい。メダカを見たの、久しぶりね。」という声をいただきます。褐色のメダカは野生の証懐かしい形の金魚鉢を気持ち良さそうに泳ぐもう、ずいぶん前から、メダカを取り巻く日本の環境が変わってしまいました。水田が乾田化し、小川が護岸され、住む場所が減ってしまい、日本全体では、もう、見つけることのできない県もあるそうです。メダカの減少は、水質によるものではなく、住む場所が少なくなったことが一番の理由です。環境省では、日本の絶滅のおそれのある野生生物の種についてそれらの生息状況等を取りまとめた「レッドデータブック」を作成しています。その中で、メダカは「絶滅危惧II類」(絶滅の危険が増大している種)として掲載されています。角屋旅館の田んぼから、霊峰五頭山を望む清流で育てる、角屋旅館の特別栽培コシヒカリメダカにとって必要な自然環境は、人間にとっても大切なはず。この土地のキレイな水のシンボルともいえるメダカを守ることが、かけがえのない里山の自然を未来に残すことと私たちは考えます。三つの睡蓮鉢を覗けば、大きさの違うメダカを見ることができます村杉の池に住むメダカを、知っていただきたくて、軒先で大切に飼っています。メダカの飼い方今年の5月に、17匹のメダカを池からすくって来ました。【産卵】10日後から睡蓮鉢の中の水草に産卵を始めました。毎朝、水草に付いた直径1ミリの卵を探し、親メダカとは別の睡蓮鉢に移し変えます。産卵したまま放置すると、親メダカが食べてしまうので、メダカが増えることはありません。【ふ化】移した卵は、2週間前後で次々とふ化します。よく観察すると、5ミリほどの稚魚が水面近くを泳いでいるのがわかるはずです。【エサ】親メダカには、1日3回乾燥ミジンコを少量ずつ与えます。水質を悪化させないように、すぐに食べきれる量にして、回数を多くすることが大切です。生まれたての稚魚は、10日後から粉末状の稚魚用のエサを与えます。【夏場の水温】野生ですので、親メダカは水温が上がっても平気ですが、生まれたての稚魚は、水温変化に弱く、夏場の直射日光による高水温は危険ですので、日陰になるようにします。睡蓮鉢の中を泳ぐ野生のメダカメダカの口は、水面のエサが食べやすいように一番上にありますかなり「受け口」ですね。8月にはホテイ草に薄青色の花が咲く水草に付いているメダカの卵。直径は約1ミリ程で、まるでカズノコの1粒にそっくり無事越冬を果たしたメダカたちに、今年は懐かしい場所を用意しました。昔の水田は、一年中田んぼに水があり、メダカやドジョウが自由に泳ぎまわっていました。そこで、5月の田植えの時に角屋農園の水田に植えたコシヒカリの稲を、玄関軒下のメダカの睡蓮鉢にも植えてみました。あれから40日。小さかった苗も順調に育ち、稲の間をクロメダカたちが機敏に泳ぐ姿を楽しむことができるようになりました。今年は玄関前でも稲刈りができるかもしれません。ご宿泊の際には、コシヒカリの成長とメダカの姿を眺める楽しみが増えました。